今日は昨日夕食をご一緒したおふたりが働いてられる、イさんが取り扱うファッションブランドの本社を訪問しました。創業してまだわずか8年ほどにもかかわらず、現在も急成長中で、有名ファッション誌の巻頭に老舗一流ブランドに並んで広告が載るほど(これはかなり大変なことらしいです!)にもなっているそうです。社長もまだ若い方で、「思えばかなう」という思いが強く、その努力とこだわりの強さでここまでにされたとイさんがおっしゃっていました。
フィレンツェからローカル電車で40分ほどのエンポリという街にある本社は、普通のアパートのようなビルを間借りされていて、有名ブランドの本社がこんなところに?というような驚きを受ける外観でした。オフィス内はガラス張りの商談室などオープンなつくりで、スタッフも若い方が多く、明るい雰囲気でした。
さらに、ドさんに案内していただき、車で少しのところにある、現在工事中の新本社も見せていただきました。もともとばらばらだった工場の機能も集中させた近代的な大きなビルで、すでに製造工程の部分はこの新本社で行われています。オフィス部分などは社長の内装へのこだわりなどで、はじめの予定より3年も(!)完成が遅れているそうです。こちらもガラス張りで、吹き抜けになっていたりと、オープンで明るい雰囲気でした。完成すればメディアの取材で内部の写真も見れると思いますが、工事中の内部を見せていただけたのは貴重な体験でした。

この後、ドさんに車で街の周辺を案内していただきました。いわゆるトスカーナ地方に位置し、ダヴィンチが生まれた土地としても有名なこの地域は、穏やかな丘が広がり古き良き田舎といった場所でした。ちなみにイタリアに限らず西ヨーロッパの人は縦列駐車をするときの車の間隔がものすごく狭いです。そしてその狭いスペースに縦列駐車する運転技術もすごいんです。右の写真はドさんが入れた車です!
豪華な昼食をいただいた後ふたたび本社に戻り、ムさんと先生の丸秘プロジェクトの打ち合わせをドさんと行いました。(遊びに来たんじゃないんですよ!)プロジェクトの内容は私からは言えませんが、鳥肌が立つようなすごいプロジェクトです!この先、どのようになるかすごく楽しみです。
その後、仕事で本社に残られたイさんといったん別れ、私たちはフィレンツェへ戻りました。京都の姉妹都市でもあるフィレンツェの中心部は、自家用車の乗り入れは禁止されており、建物の建てかえにも厳しい制限があるため、数百年前の建物が並ぶまさに「古都」という雰囲気でした。
夕食は、デさんとデさんの奥さんとともに、フィレンツェの郊外の丘の上にあるレストランで食事をしました。ムさんはイタリア滞在中にやってしまわなければいけない仕事があるため、残念ながら今回はホテルに居残りです。奥さんに先生のことを紹介すると、「日本のアルマーニですね」とおっしゃっておられ、アルマーニを尊敬されている先生にとってもうれしい言葉だったと思います。奥さんには歌舞伎の生地を使ったバッグをプレゼントしたのですが、たいへん喜んでおられました。地元の人でいつもいっぱいのレストランはさすがに料理はおいしく雰囲気もよく、たいへんいい時間を過ごしました。
がんばって仕事をしているはずのムさんのために、お店でサンドイッチを作っていただき、ホテルに戻りました。サンドイッチを届けようとムさんの部屋のドアをノックするのですが、反応がありません。餓死しているんじゃないのかと、心配になり携帯を鳴らしたり、部屋の電話を鳴らしたりしたところ…ようやく起きてこられました。はい、爆睡中でした。「15分前に寝たばっかり」などと必死に弁解されていましたが、本当のことはムさん自身がいちばんよくご存知のはずです。それにしても、せっかくのすばらしい時間をいっしょに過ごせずにもったいないです…。
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